人間も犬も自分を主張することができる生き物です。
その度合いは個体によって様々で
主張するのが苦手で難しい個体もいれば
主張が得意で積極的な個体もいます。
近年飼い主と愛犬の間で問題視とされる1つが
「犬の好きなようにさせすぎる」です。
犬の主張も大事ですが
その主張が強ければ強いほど
・飼い主の言葉を聞き入れるどころか無視をする、または反発する
・自分の気に食わない事に対して咬みついて飼い主の行動を制限する
・主張の度がすぎて過剰興奮(吠える・飛びつく・強く噛むetc)
愛犬との関係で上記が当てはまるようでしたら
犬の好きなようにさせすぎないようにしましょう。
可愛い愛犬とはいえ、「犬」という動物です。
飼い主がいなければ生きていけない生き物です。
犬の主張が強すぎると癒しどころか毎日が格闘になってしまいます。
特に大型犬を飼ってれば飛びつきや噛みつきはパワーがあるので大変です。
犬の主張が80%に対して飼い主の主張が20%とします。
この状態がしばらく続き、飼い主がこれではいけないと犬のしつけを始めるとします。
そうなると飼い主の主張が強く感じた犬は「反発」したり「その場の状況から逃げ」たり、
飼い主と安定したコミュニケーションをとることができません。
だからこそ仔犬の時期にルールや境界線を教えることがとても重要なのです。
全てはバランスだと思います。
犬の主張が弱い場合は
犬の主張50:人の主張50が理想です。
犬を引っ張って導き、行動に自信をつけさせてあげる事で理想である「ギブアンドテイク」のできる関係になると考えます。
犬の主張が強い場合は
まずは犬の主張30:人の主張70で始めます。
人の主張が強すぎませんか?という方もいらっしゃると思いますが
自己主張の強い犬にはちょうどいいバランスです。
もし周りの人や犬に迷惑をかけそうになった時に
飼い主の主張を受け入れる姿勢がないと
相手に吠えかかったり、飛びついたり、噛んだりと問題を阻止できません。
なので人に主導権があるようにして
犬に飼い主の主張を受け入れ、答えることを教え、
次に飼い主が犬の主張を聞いてあげることで
自己主張の強い犬も協調性が身につき
安定したコミュニケーションが成立するようになります。
犬を飼う人が急増したのはご存知の方も多いと思いますが
その反面、犬や飼い主に対する苦情も増加しています。
愛犬の管理能力が問われる時代になったと言っていいでしょう。
「可愛がる」と「甘やかす」は大きく違います。
これから大人になっていく子供や犬に対して
物事の良し悪しを教えてあげることは大切であり
優しさだと思います🙂
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