愛犬のトレーニングは
家族全員で協力して、統一していく必要があります。
特に問題行動がある犬には必須です。
誰か1人がしつけトレーニングを行っても
家族がまとまってない状況で
愛犬が落ち着くことは難しく、そこからの影響は大きいです。
愛犬は家族であり、家族の一員。
トレーナーは飼い主ではないので
飼い主が愛犬のトレーニングをしないことには
関係性を良くすることもまた難しいです。
人間でいうと、子供のしつけを学校の先生に全てお願いするかどうか?という問いに似てるかもしれません。
学校の先生は社会に出るための知識や集団行動の取り方を教えてくれます。
もちろん悪いこと良いことを教えてくれることはあるでしょう。
トレーナーも犬の社会化の手伝いや基礎トレーニング、世の中の良し悪しを教えます。
ですが、愛犬がスクールから戻ってきて、
犬とのコミュニケーションの取り方がわからない飼い主さんがどうやって関係性が良くなるというのでしょうか?
というところが問題です。
その子の元々持ってる気質などもありますが、
ここは飼い主さんが愛犬との関わり方を学ばなければなりません。
「うちの子、先生のこと大好きなんですよ〜。
先生がいると別犬みたい。」
と、おっしゃる飼い主さんが多いですが
それはトレーナーが犬との関わり方が飼い主さんより上手だからに過ぎないのです。
社会性のある生き物は
個体間での関係性を構築することで成り立ちます。
だから私は預かり訓練をやめました。
日帰りトレーニング(社会化や基礎トレ)や
競技会向けのトレーニングとして合宿などは行ってますが、
現生徒の方々や卒業された方々には
出張レッスンで飼い主参加型をきちんと受けていただいて、引き継ぎをさせていただいております。
引き継ぎをした後の飼い主様の努力がないことには
どんどんトレーニングの進みも遅くなっていきます。
トレーナーは家庭犬のトレーニングをしていく上で
飼い主さんのサポーターとして立ち回ることが大事だと思ってます。
預けっぱなし、任せっきりは良くありません。
犬という動物を知り、犬らしい行動心理を尊重して、
犬とのコミュニケーションをもっと容易に取れるようになり、信頼関係を構築していってほしいと思います✨
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